すとじゃぱ社員の中川です。
僕はセブ島に8年住んでいて、2021年4月からすとじゃぱに所属しています。
コロナ禍で仕事がなくなってお世話になっているわけですが、それ以前はツアーガイドをしていました。
ベンチャーの旅行会社で働いた後、フリーでも活動し、セブ島旅行に関することなら大体わかると自負しています。
しかし、分かったと思っていたセブ島ですが、コロナと2021年12月の台風でかなり変わっています。
特に離島の被害は甚大で、観光の二大人気のうちの一つ、アイランドホッピングは以前の様にはいきません。(もう一つはジンベイザメツアー)
今回は台風後にアイランドホッピングをしていろいろ見てきた僕が、これからセブ島旅行を考えている方向けにアイランドホッピングの行き方と注意点、その他おすすめの楽しみ方やセブ島近辺の離島をご紹介します!
1.アイランドホッピングの行き方
①アイランドホッピングとは
アイランドホッピングはボートを借りて離島を巡るツアーです。
ほとんどの場合、セブ島の隣のマクタン島の港から出発します。
観光客の多くは日本人が経営している旅行会社のツアーに申し込みますが、大人数で行く場合、自分たちで交渉できるなら安く済ませることができます!
②ボートの借り方
まず、ボートの相場は20人乗りで5,000ペソ(約11,000円)です。
20人で乗れば一人当たり約550円なのでかなり安く抑えられます。
ボートの値段はサイズや行く島の距離によって変わります。
もっと小さなボートなら半額ぐらいで借りられますが、揺れが大きかったり、エンジン音がうるさかったり、立って歩けなかったりとただの移動手段になってしまいます。
料金はかかりますが、少人数でも大きいボートを借りることをおすすめします。
ただし、最低限英語ができないとぼったくられてしまいます。
外国人相手の商売に慣れている一部の人たちは、観光客を見ればお金を持っていると思います。不安であれば旅行会社を使いましょう。
2.セブ島近辺の離島
①ヒルトゥガン島
ヒルトゥガン島はマクタン島からボートで15分ぐらいの島です。
最初の写真がヒルトゥガン島のビーチで、一人100ペソで借りられます。
僕の一番のおすすめで、ほとんどの旅行会社はここに来ないのでほぼ貸し切りです。
ビーチの隣にはバーもあるのでお酒を飲みながらのんびりできます。
ただし、台風後はバーの屋根が吹っ飛んでいました。日影が少なくなっています。
また、島の中の散策も楽しいです。結構人が住んでいる島で、現地の生活が見られます。
②オランゴ島
オランゴ島もマクタン島から近く、ボートで15分ぐらいです。
他の離島と比べてかなり大きく、道路があって車も走っています。
あまり観光で行くところではありませんが、現地の人には人気です。
僕はここに友達が住んでいるので、たまに遊びに行きますが、大体お酒を飲むぐらいです。
一応ローカルなビーチもありかなり安く借りられます。
マクタン島から定期船も出ていて、乗合になりますが片道20ペソぐらいで行けます。
③ナルスアン島
ナルスアン島はヒルトゥガン島からさらに奥に20分ぐらいです。
長い桟橋が有名で、写真映えするのでよく旅行雑誌やサイトの表紙になります。
ただ、人気になりすぎて人が多く、入場料もどんどん上がっているので個人的にはあまり好きではありません。
また、台風で桟橋が壊れてしまいました。今のところナルスアン島に行く理由は無いかもしれません。
④カオハガン島
カオハガン島はマクタン島から25分ぐらいです。
日本人が数年前に購入した島で、「何もなくて豊かな島」と呼ばれています。
ここも人気になりすぎて、特に中国人が大勢押し寄せます。
台風後に行ったときは周りの島に行けないせいかフィリピン人が多かったです。僕は人混みが嫌いなので素通りします。
ここには2人の日本人の女性が住んでいます。ヒルトゥガン島と同じように、離島ののんびりした暮らしが見られるので、興味があれば尋ねてみてください。
⑤パンダノン島
パンダノン島はマクタン島からかなり遠く、片道45分ぐらいかかります。
僕はそれでも行く価値があると思います。ここは「天国に一番近い島」と呼ばれていて、海が本当にきれいです。
ぶっちゃけセブ島近辺の海は、人が多すぎてそれほどきれいではありませんが、ここまで都会から離れて海のど真ん中に行くと全然違います。
とにかくビーチや海に行きたい方にはおすすめです。
入場料は150ペソ、コテージが250ペソで借りられます。
3.アイランドホッピングでできること
アイランドホッピングは島のビーチに行くだけではありません。
基本的にはシュノーケリングもセットで、泳ぐのが苦手な人でもきれいな熱帯魚が見られます。
水深3メートルから5メートルぐらいなので、潜れる人ならカクレクマノミも見られます。
また、オプションでバナナボート、パラセーリング、ジェットスキーなどもできます。
特にジェットスキーは免許も不要で一人でかなり自由に運転できるのでおすすめです。
その他、旅行会社や要望次第でバーベキューができることもあります。しっかり計画して100%楽しみましょう。
4.アイランドホッピングの注意点
すりや置き引き、ぼったくりに遭わないように気を付けるのは海外では当然です。
他には悪天候にも注意が必要です。6月から12月ぐらいまではセブ島の雨季です。
一日中雨が降ることはめったにありませんが、スコールはしょっちゅうあります。
30分から1時間程度でやむのでアイランドホッピングが中止になることはありませんが、海の真ん中で雨が降るとめちゃくちゃ寒いです。
かさばりますが、不安な方は上着があってもいいかもしれません。
また、特に8月9月ぐらいは台風が多いです。
日本の大学生の夏休みで、多くの観光客がこの時期に訪れますが、海に行くならあまりいい時期ではありません。
実際に僕がガイドをしていた時も、8月に強風の影響で何度か中止になりました。
旅行会社を使う場合、キャンセル規定にも注意しましょう。
逆に2月から4月ぐらいはほとんど雨が降らず、カラッとしていて最高の海日和です。
5.まとめ
僕が最後にアイランドホッピングに行ったのは2022年6月です。
観光は通常通りできますが、台風のがれきが残っているのが目につきました。
コロナで観光客も来られず、完全に復興するにはまだまだ時間がかかりそうです。
コロナと台風で甚大な被害を受けたセブ島と離島ですが、やっと何とか元に戻りつつあります。
観光客が戻ればお金が落ちて復興に近づくはずです。
皆さんのお越しをお待ちしております。僕も今月遊びに行ってきます。