海外で就職を検討中、特にフィリピンでの就職を検討中の方は、ぜひ知っておいて欲しい内容です。
フィリピンで働く上での税金問題!!
就職先を探している時はあまりに気にしてない方が多い部分。
でも、実際に来て働き出すと必然的に気にする部分。
今回はフィリピンでの税金について
特に、皆さんの給与から引かれる源泉所得税(Withholding Tax)と呼ばれるものについて紹介します!
※私はそっちの専門家では無いので間違ってる可能性があります。ざっくりは合っているはずなので、あくまで移住前、就職前の参考程度に見てください。
まず初めに、個人差があると思いますが、現地採用で働く日本人の方の多くの給与相場は6万ペソ~10万ペソあたりの方が多い印象です。
『日本円で約15万円もらえるから、このぐらいの生活・貯金が出来るかなー』
求人情報見ながらイメージを膨らませているあなた。
これはあくまで額面です。ここから色々引かれちゃいます。まあ当たり前ですよね…
フィリピンで就職するとなると、就労ビザ取得など観光での滞在では必要のなかった様々な手続きをしなければなりません。
※基本は全て会社側で手続きしてくれるので心配不要です。
フィリピンの福利厚生制度への加入もその1つ
就職する際に加入が必要となる福利厚生制度は主なもので2つあります。
それはPhilhealth(医療保険)とSSS(フィリピンの社会保障制度(年金系))です。
この辺はまた次回以降で紹介しますね。
額面給与から『Philhealth』と『SSS』と『Withholding Tax』の3つが引かれると考えてください。
ここからは具体的な計算方法を説明しますね。
※ややこしいのでPhilhealthとSSSは含まずに計算します。
↑↑こちらが所得税の割合です!
ちょっと分かりずらいですよね… 具体的に計算していきましょう!
≪実際に計算してみた≫
まず、月給を6万ペソと仮定します。
6万ペソ×12ヶ月=72万ペソ(年間所得)
なので上記の表を見てもらうと”40万ペソ~80万ペソ”に入りますね。
年間所得72万ペソの場合は
3万ペソ(一律) + 32万ペソ(はみ出した額) × 0.25(25%)
=3万ペソ + 8万ペソ
=11万ペソ
↑↑
こちらを12ヶ月で割ったものが月の給与から引かれるTax額になります。
11万ペソ ÷ 12ヶ月
=9,166ペソ(Tax)
なので給与の手取り金額は
6万ペソ ー 9,166ペソ
=50,834ペソ(手取り給与)
こちらが手取りの給与額です。結構引かれるんですよね…
※ここで1点注意事項があります!
画像の※でも書いている通り1年単位、直近12ヶ月の年間所得で計算されます。
なので仮に額面6万ペソでもらっていても直近の1年(12ヶ月)換算で25万ペソ未満ならTaxは0ペソです。
ざっくり約4月目から、しっかり引かれる計算です。
以上、簡単にですが給与から天引きされる税金について紹介しました。
フィリピンではあらゆることに置いてルールがコロコロ変わるので、逐一最新情報をチェックする必要があります。
今回の中身が100%正しいということは決してないのであくまで、参考程度に留めておいてください!笑
もっと勉強して『これが正しい!これを信じろ!』って言えるように頑張ります…
皆さんの参考になれば幸いです。