セブ島留学はスパルタが良い?自由な学校が良い?現地学校経営者が解説

セブ島留学はスパルタが良い?自由な学校が良い?現地学校経営者が解説

セブ島留学の学校を探していると、よく出てくる言葉があります。

「スパルタ校」

「セミスパルタ校」

「ノンスパルタ校」

初めてセブ島留学へ行く人からすると、

「せっかく留学するならスパルタの方が英語は伸びるのかな?」

「でも、朝から晩まで勉強するのはキツそう。」

「ノンスパルタだと遊んで終わってしまう?」

こんな疑問もあると思います。

私はセブ島で語学学校を経営していますが、結論から言うと、スパルタとノンスパルタのどちらが優れている、という話ではありません。

完全に目的次第です。

TOEICやIELTSなどで、短期間に目標スコアを取らなければならない。

海外転職や進学を控えていて、期限までに英語力を上げなければならない。

自分一人ではどうしても勉強をサボってしまう。

そんな人なら、スパルタ環境へ飛び込むのは良い選択だと思います。

一方で、セブ島まで来て、朝から晩まで学校の中だけで過ごす。

それが本当に「留学」という経験を最大限に活かしているのかというと、私は少し疑問もあります。

フィリピン人と話す。

街へ出る。

レストランへ行く。

買い物をする。

週末に旅行する。

外国人と友達になる。

こういう時間も、全部留学です。

教室で英語を勉強することだけが、セブ島留学ではありません。

今回は、セブ島留学におけるスパルタとノンスパルタの違い、どんな人にどちらが向いているのか、そして語学学校を経営している私が考える学校選びについて書いてみます。

スパルタとノンスパルタ、そもそも何が違う?

まず、スパルタ校とノンスパルタ校の違いから簡単に説明します。

セブ島留学でいう「スパルタ」とは、単純に授業数が多い学校という意味ではありません。

学校によって内容は違いますが、一般的には、

・朝から夜まで授業や自習がある
・毎日の単語テストがある
・放課後の自習が義務になっている
・平日の外出が制限されている
・門限が厳しい
・欠席や遅刻へのルールが厳しい

といった学校をスパルタ校と呼ぶことが多いです。

つまり、

「自分で勉強してください」ではなく、「勉強せざるを得ない環境を学校側が作る」

というイメージです。

逆にノンスパルタ校は、授業が終わった後の時間を比較的自由に使えます。

授業後に自習しても良い。

友達とご飯へ行っても良い。

街へ出ても良い。

カフェで勉強しても良い。

もちろん学校によって門限などのルールはありますが、スパルタ校と比べれば自由度が高くなります。

そして、その中間にあるのが「セミスパルタ」です。

授業やテストはある程度しっかり管理する。

でも、完全なスパルタほど生活を縛らない。

最近は、このタイプの学校も多いです。

「勉強時間が長い=英語が伸びる」とは限らない

スパルタ校の話をすると、

「じゃあ、スパルタの方が英語は伸びるんですよね?」

と思う人もいるでしょう。

確かに、勉強時間だけを見ればスパルタの方が増えやすいです。

1日8時間勉強する人と、1日3時間しか勉強しない人。

同じ条件なら、勉強量が多い方が伸びる可能性は高いでしょう。

ただ、人間なので、そんな単純な話でもありません。

朝から授業。

昼から授業。

夕方も授業。

夜はテストと自習。

これを毎日繰り返す。

最初の1週間は頑張れても、途中から完全に疲れてしまう人もいます。

授業には出ている。

でも頭には全然入っていない。

宿題を終わらせることが目的になっている。

英語を楽しむ余裕もなくなった。

これでは、せっかく勉強時間を増やしても効率は落ちます。

大切なのは「何時間勉強したか」ではなく、「その時間でどれだけ英語を吸収できたか」です。

これは日本で勉強する時も、セブ島へ留学する時も同じです。

TOEICやIELTSなら、スパルタという選択肢は強い

では、どんな人にスパルタ留学が向いているのでしょうか。

私は、目的と期限が明確な人にはかなり相性が良いと思っています。

例えば、

「3カ月後までにTOEIC800点が必要。」

「海外大学への進学でIELTS6.5が必要。」

「半年後に海外転職する。」

「会社から英語のスコアを求められている。」

こういうケースです。

目的が明確なので、多少大変でも頑張る理由があります。

特にTOEICやIELTSなどの試験対策は、ある程度まとまった勉強量が必要です。

単語を覚える。

文法を勉強する。

問題形式に慣れる。

模擬試験を受ける。

間違えた問題を復習する。

これを繰り返していく。

自由時間が多いと、ついつい遊びに行ってしまう人なら、最初から勉強するしかない環境へ入ってしまうのも一つの方法です。

これは英語に限らず、資格試験でも受験勉強でも同じですよね。

自分を律するのが得意ではないなら、環境に管理してもらえば良い。

それも立派な戦略です。

海外転職を目指すなら「英語だけ」にならない方が良い

一方、海外転職を目的に留学する場合は、少し考え方を変えても良いでしょう。

もちろん英語力は必要です。

ただ、海外転職では英語が話せるだけで採用されるわけではありません。

営業なら営業力。

エンジニアなら技術力。

マーケターならマーケティングの経験。

そこに英語が加わって、初めて選択肢が広がります。

以前、外資系転職についての記事でも書きましたが、企業が見ているのは「英語が話せるか」以上に、その人を採用することで会社にどんな価値が生まれるのかです。

留学後に外資系企業や海外企業への転職を考えている方は、こちらも参考にしてください。

外資系へ転職する方法【元外資系社員が採用される人の共通点を解説】

だから海外転職を目的にセブ島へ来るなら、英語の勉強だけではなく、現地で色々な人に会ってみるのも良いと思います。

海外で働く日本人。

フィリピン人。

現地の経営者。

外国人。

そういう人たちと話すこと自体が、海外で働くイメージを作る経験になります。

教室の外にも、英語の授業はいくらでもある

私がノンスパルタ留学にも大きな価値があると思っている理由が、これです。

セブ島では、学校を一歩出れば英語を使う場所がいくらでもあります。

レストランへ行く。

英語で注文する。

店員さんにおすすめを聞く。

Grabに乗る。

ドライバーと話す。

スーパーへ行く。

商品が見つからなければ店員さんに聞く。

バーへ行く。

隣にいる外国人と話してみる。

週末にボホールやボラカイへ旅行する。

ホテルでチェックインする。

ツアーへ参加する。

全部、英語です。

しかも授業とは違います。

先生は、こちらの英語を理解しようとしてくれます。

多少文法が間違っていても待ってくれます。

でも街ではそうはいきません。

自分の英語が通じなければ、もう一度違う言い方をする。

相手の英語が聞き取れなければ、聞き返す。

これが実際の英語コミュニケーションです。

「英語を勉強する」のと「英語を使う」のは、似ているようで全然違います。

せっかく飛行機に乗って、日本からセブ島まで来た。

それなのに、朝から晩まで学校と寮を往復して、日本でもできる勉強だけをして帰る。

目的によっては、それが正解の人もいます。

でも私は、少しもったいないとも感じます。

セブ島留学の魅力は、授業だけではありません。

英語を使いながら海外で生活する。

知らない文化に触れる。

日本では会わなかった人と出会う。

自分一人で海外を動けるようになる。

こうした経験まで含めて、留学だと思っています。

私自身、以前からセブ島留学をおすすめしていますが、その理由も単純に「英語が安く学べるから」だけではありません。

英語初心者こそセブ留学をおすすめする理由

後半では、「短期ならスパルタなのか、ノンスパルタなのか」、遊ぶことは本当に悪いのか、スパルタが向いている人・ノンスパルタが向いている人、そして最終的にどう学校を選べば良いのかについて書いていきます。

短期留学だからスパルタ、とは限らない

ここは結構迷うところです。

1週間、2週間、1カ月などの短期留学なら、限られた時間しかない。

だったら朝から晩まで勉強するスパルタの方が良い。

これは一つの正解です。

せっかく仕事を休んでセブ島まで来た。

1週間しかない。

だったら、その1週間は徹底的に英語漬けにする。

朝からマンツーマン授業を受けて、夕方まで勉強して、夜も復習する。

短期間でできるだけ多くの英語をインプットしたいのであれば、非常に合理的です。

でも、逆の考え方もあります。

短期だからこそ、教室の外へ出た方が良い。

これも私は正解だと思っています。

例えば1週間のセブ島留学。

朝から晩まで学校で勉強して、週末になったら日本へ帰る。

確かに勉強はたくさんできます。

でも、セブ島の街をほとんど見なかった。

フィリピン人の友達もできなかった。

自分で英語を使ってレストランへ行くこともなかった。

海にも行かなかった。

海外で生活している感覚もあまりなかった。

それでは少しもったいない。

一方、授業は1日4〜6時間。

夕方から街へ出て、英語を使って食事をする。

先生と話した内容を、実際の生活でも使ってみる。

週末にはフィリピン人や他の留学生と出掛ける。

そうすると、英語の勉強時間自体は少なくても、留学全体として得られる経験は増えるかもしれません。

だから私は、

「短期ならスパルタ」「長期ならノンスパルタ」

という決め方はあまりおすすめしません。

期間ではなく、留学が終わった時に何を持って帰りたいのか。

そこから逆算した方が良いです。

遊ぶことも、セブ島留学の一部

留学へ行くと、遊ぶことに罪悪感を持つ人もいます。

「英語を勉強するために来たのに、遊びに行って良いのかな。」

「週末も勉強した方が良いのかな。」

もちろん、毎晩飲みに行って授業に遅刻する。

二日酔いで授業を休む。

日本人同士で毎日遊んで、ほとんど英語を使わない。

これは何をしに来たのか分からなくなります。笑

でも私は、遊ぶこと自体は全然悪いことではないと思っています。

むしろ、海外で遊ぶことから学べることは結構あります。

例えばフィリピン人の友達とご飯へ行く。

英語でくだらない話をする。

一緒にアイランドホッピングへ行く。

現地のイベントへ行く。

知らない店へ入ってみる。

こういう経験の中で使う英語は、教科書の英語とは全然違います。

授業なら、

「今日は過去形を勉強しましょう。」

とテーマが決まっています。

でも実際の会話にはテーマがありません。

昨日何をした。

日本はどうなの。

彼女いるの。

仕事は何してるの。

フィリピン料理食べた?

次の週末どこ行く?

話題がどんどん変わります。

分からない単語も出てきます。

相手の英語が速くて聞き取れないこともあります。

それでも何とか会話を続ける。

これも立派な英語学習です。

留学は、学校の授業時間だけで英語力が決まるわけではありません。

学校の外でどれだけ英語を使ったか。

これもかなり重要です。

ノンスパルタは「楽な留学」という意味ではない

ここも誤解されやすいところです。

スパルタ=真面目。

ノンスパルタ=遊び。

ではありません。

ノンスパルタというのは、単純に自分で時間の使い方を決められるということです。

授業が終わった後に3時間自習しても良い。

先生とご飯へ行って英語を話しても良い。

カフェで英語の動画を見ても良い。

ジムへ行っても良い。

現地の人と交流しても良い。

逆に、毎日遊んでも誰も止めてくれない。

つまり、自由だからこそ自己管理が必要です。

これは社会人には合いやすいと思います。

社会人の場合、学生のように学校側から生活まで細かく管理されることを求めていない人も多いでしょう。

午前中や昼間はしっかり英語を勉強する。

夕方からは自分の仕事をする。

現地の経営者に会う。

街へ出る。

週末は旅行する。

そういう留学もあります。

自由=勉強しない、ではありません。

自由な時間をどう使うかまで含めて、自分で留学を設計できるのがノンスパルタの良さです。

自分を管理できないなら、スパルタはかなり強い

逆に、自分で自由に時間を使えると絶対にサボる。

そういう人もいると思います。

これは別に悪いことではありません。

私も、自分の意思だけですべてを管理するのは難しいと思っています。笑

ホテルの部屋に戻ったらYouTubeを見る。

友達から誘われたら飲みに行く。

明日やれば良いか、となる。

人間なので普通です。

だったら、最初から逃げられない環境へ入ってしまう。

朝から授業。

毎日テスト。

夜は自習。

平日は外出禁止。

ここまで決められていれば、嫌でも勉強します。

自分の意思の強さに頼る必要がありません。

自分を変えるのが難しいなら、環境を変えてしまえば良い。

これがスパルタ留学のかなり大きなメリットです。

スパルタが向いているのは、こんな人

ここまでの話を整理すると、スパルタ校が向いているのは、例えばこんな人です。

・TOEICやIELTSなど明確な目標スコアがある
・進学や転職までの期限が決まっている
・短期間でできるだけ勉強量を確保したい
・一人だと勉強をサボってしまう
・遊びの誘惑を最初からなくしたい
・留学の最優先目的が英語力の向上

特に「いつまでに、何を達成する」というゴールが決まっている人はスパルタと相性が良いです。

例えばIELTSのスコアが取れなければ大学へ進学できない。

TOEICの点数が会社の昇進条件になっている。

こういう場合は、セブ島観光より試験勉強を優先して当然です。

留学期間中だけ生活を英語学習へ全振りする。

それも非常に良い留学だと思います。

ノンスパルタが向いているのは、こんな人

一方、ノンスパルタが向いているのは、例えばこんな人です。

・英会話力を伸ばしたい
・初めて海外生活を経験する
・フィリピン人や外国人と交流したい
・英語を実際の生活で使ってみたい
・仕事をしながら留学したい
・親子留学やシニア留学
・英語だけではなく海外経験そのものを重視している
・自分で勉強時間を管理できる

特に、

「英語を勉強すること」より「英語を使えるようになること」を重視する人

には、自由時間があることも大きなメリットになります。

授業で習った英語を、その日の夜に街で使う。

翌日の授業で、昨日うまく言えなかった表現を先生に聞く。

また街で使う。

この繰り返しも、かなり良い勉強方法です。

結局、スパルタとノンスパルタはどっちが良い?

ここまで色々書きましたが、結論は最初と同じです。

目的次第です。

どちらが優れているという話ではありません。

テストの点数を短期間で上げたい。

期限までに英語力を上げなければならない。

自分一人では勉強できない。

それならスパルタ。

英会話を伸ばしたい。

海外生活を経験したい。

現地の人と交流したい。

英語を使って世界を広げたい。

それならノンスパルタ。

その中間が良いならセミスパルタ。

私は、これくらいシンプルに考えて良いと思っています。

そして学校を選ぶ時に、

「一番授業数が多い学校はどこですか?」

から探すのではなく、

「私は何のためにセブ島へ留学するのか?」

から考えてほしいです。

英語力を上げる。

転職する。

海外へ出るきっかけを作る。

子どもに海外を経験させる。

仕事を休んで人生を考える。

外国人の友達を作る。

目的は人によって違います。

目的が違えば、良い学校も違います。

人気の学校が、自分にとって一番良い学校とは限りません。

セブ島留学は「英語+海外経験」で考えてほしい

私はセブ島で長く生活し、現在は語学学校も経営しています。

その立場から見ると、セブ島留学の価値を「英語の授業」だけで考えるのは、やはりもったいないです。

日本から数時間飛行機に乗る。

知らない国で生活する。

違う言葉を使う。

違う文化の人と話す。

日本とは違う価値観を見る。

一人で買い物へ行く。

一人でタクシーに乗る。

英語でトラブルを解決する。

友達を作る。

こういう小さな経験の積み重ねが、帰国した後にも残ります。

英語の単語を100個覚えることも大切です。

でも、

「自分は海外でも何とか生活できる。」

という感覚を持って帰ることも、同じくらい価値があります。

だから私は、セブ島留学を英語学習だけではなく、海外へ出る最初の一歩としてもおすすめしています。

スパルタでも良い。

ノンスパルタでも良い。

大切なのは、学校のスタイルに自分を合わせることではありません。

自分の目的に合った環境を選ぶこと。

これが、セブ島留学で後悔しない学校選びだと思います。

YouTubeでもセブ島留学のリアルを発信しています

私はYouTubeでも、セブ島留学、英語学習、海外生活、海外起業などについて発信しています。

学校のホームページだけでは分からないセブ島の雰囲気や、実際の海外生活についても動画で紹介しています。

これからセブ島留学を考えている方は、ぜひこちらもご覧ください。

セブ島留学の学校選びに迷ったら

セブ島にはたくさんの語学学校があります。

スパルタ。

セミスパルタ。

ノンスパルタ。

マンツーマン中心。

試験対策に強い学校。

社会人向け。

親子留学向け。

学校によって特徴は全く違います。

だからこそ、学校名から選ぶのではなく、まず「何のために留学するのか」を整理することが大切です。

私はセブ島で語学学校を経営していますが、留学相談では他校も含めてご案内しています。

スパルタとノンスパルタのどちらが自分に合っているのか分からない、という段階でも大丈夫です。

目的、期間、予算、年齢、現在の英語力などを聞きながら、一緒に考えましょう。

なお、私が運営している語学学校についてはこちらです。

Cebu Business English Academy(CBEA)

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ここまで読んでいただいてありがとうございます。

セブ島留学について、

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セブ歴10年以上、現地で複数の事業を運営している寺本が、
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