フィリピン人はなぜこんなに明るい?セブ島で暮らして分かったこと

フィリピン人はなぜこんなに明るい?セブ島で暮らして分かったこと

「フィリピン人って、本当にいつも楽しそうですよね。」

日本からセブ島へ来たばかりの頃、私が一番驚いたことの一つがこれでした。

空港のスタッフが笑顔で話しかけてくる。

Grabのドライバーが音楽を口ずさんでいる。

コンビニの店員さんが雑談をしてくる。

ショッピングモールでは、知らない人同士が笑顔で会話している。

もちろん、日本にも明るい人はたくさんいます。

でも、街全体の雰囲気という意味では、日本とはかなり違うと感じました。

最初は「南国だからかな?」くらいに思っていましたが、10年以上フィリピンで生活し、会社を経営し、多くのフィリピン人スタッフと一緒に働く中で、その理由は一つではないことが分かってきました。

今回は、私自身の経験も交えながら、「フィリピン人はなぜ陽気なのか?」についてお話ししたいと思います。

一年中暖かい気候は、人の性格にも影響していると思います

まず思い浮かぶのは、やはり気候です。

フィリピンは一年を通して暖かく、日本のような厳しい冬がありません。

半袖で過ごせる日がほとんどです。

天気が良い日は外で食事をしたり、公園で過ごしたり、家族や友人と集まったりする人も多く見かけます。

実際に私も、日本にいた頃より外へ出る時間が増えました。

気候が良いだけで、自然と気分も前向きになります。

もちろん、暖かい国の人が全員陽気というわけではありません。

ただ、「毎日寒さに耐えながら生活する」のと、「一年中暖かい環境で生活する」のとでは、人の気持ちにも少なからず影響があるのではないかと私は感じています。

日本へ帰国すると、「みんな少し忙しそうだな」と感じることがあります。

一方でセブ島では、良い意味で時間がゆっくり流れているように感じます。

その空気感が、人の笑顔にもつながっているのかもしれません。

スペインとアメリカの文化が今も色濃く残っています

フィリピンの文化を語る上で欠かせないのが、歴史です。

フィリピンは約300年以上にわたりスペインの統治を受け、その後はアメリカの統治時代も経験しました。

その影響は、今でも街中のあらゆるところに残っています。

例えば、多くのフィリピン人の名字はスペイン風です。

サントス。

クルーズ。

ガルシア。

ロドリゲス。

初めて見た時、「スペイン人なのかな?」と思った日本人も多いのではないでしょうか。

実は、これも歴史が関係しています。

また、公用語の一つが英語なのも、アメリカ統治時代の影響です。

さらに、音楽やダンス、パーティーを楽しむ文化も、西洋文化の影響を強く受けています。

誕生日。

クリスマス。

結婚式。

地域のお祭り。

何かイベントがあれば、歌って、踊って、みんなで楽しむ。

そんな文化が今でも自然に根付いています。

「今を楽しもう」という価値観を強く感じます

私がフィリピンで生活していて最も感じるのは、この価値観の違いです。

「今日を楽しもう。」

そんな考え方を持っている人が、日本より多いように感じます。

もちろん、人によって考え方は違います。

でも、給料日になると家族で外食へ行ったり、友人と集まって食事をしたりする人は本当に多いです。

誕生日も盛大にお祝いします。

クリスマスシーズンになると、街全体がお祭りのような雰囲気になります。

「今を楽しむ。」

その価値観が、自然と笑顔につながっているのかもしれません。

日本では、「将来のために頑張る」「今は我慢する」という考え方が比較的強いように思います。

もちろん、それは日本の素晴らしい文化でもあります。

だから、どちらが正しいという話ではありません。

ただ、フィリピンへ来てから私は、「人生を楽しむことも大切なんだな」と考えるようになりました。

大変なことがあっても、笑顔を忘れない人が多い

ここは少し意外に思われるかもしれません。

フィリピンは決して裕福な国ではありません。

台風などの自然災害も少なくありません。

経済的に苦労している家庭もたくさんあります。

それでも、多くの人は笑っています。

もちろん、悩みがないわけではありません。

仕事で落ち込むこともあります。

家族のことで悩むこともあります。

それでも翌日には笑顔で「Good morning!」と声を掛けてくれるスタッフを、私は何人も見てきました。

最初は不思議でした。

でも一緒に働いているうちに、「辛いことがあるから笑わない」のではなく、「辛いことがあっても笑顔で前を向こう」という考え方なのかもしれないと感じるようになりました。

もちろん、これは私自身が10年以上フィリピンで生活して感じた一つの印象です。

フィリピン人が家族をとても大切にする理由や、歌やダンスが生活に根付いている文化、そして私がフィリピンで学んだ「幸せの考え方」についてお話ししたいと思います。

家族をとても大切にする文化も、陽気さにつながっていると思います

フィリピン人と長く付き合っていると、必ず感じることがあります。

とにかく家族を大切にします。

これは日本人が想像している以上かもしれません。

両親。

兄弟。

子供。

祖父母。

親戚。

家族の範囲がとても広く、何かあればみんなで助け合います。

休日になると家族で出掛ける。

誕生日になれば親戚まで集まる。

クリスマスには大人数で集まって食事をする。

海外やマニラで働いている人が、家族のために地元へお金を送ることも珍しくありません。

仕事より家族を優先することもあります。

経営者としては、正直「今日は仕事来てよ!」と思うこともありますけどね。笑

でも、10年以上一緒に働いていると、それも含めてフィリピンの文化なのだと分かってきます。

そして私は、この家族との距離の近さも、フィリピン人の明るさに関係しているのではないかと思っています。

嫌なことがあっても家へ帰れば家族がいる。

困った時には誰かに相談できる。

嬉しいことがあればみんなで祝う。

人とのつながりが、とても強いんです。

もちろん、人間関係が近いからこその大変さもあるでしょう。

ただ、「一人で全部抱え込まない」という意味では、日本人が学べるところもあるのではないでしょうか。

フィリピンは、とにかく「お祝い」が多い

そして、フィリピン人の陽気さを語るなら、フィエスタやパーティー文化も外せません。

フィリピンでは、本当にお祝い事が多いです。

誕生日。

結婚式。

クリスマス。

会社のイベント。

地域のフィエスタ。

何か理由を見つけては、みんなで集まります。笑

特にセブ島で有名なのが、毎年開催されるシヌログです。

セブの街が一気にお祭りムードになり、多くの人が街へ繰り出します。

音楽が流れて、踊って、食べて、飲んで、みんなで楽しむ。

こういう文化が子供の頃から当たり前にあるわけです。

日本にもお祭りはありますが、フィリピンでは「みんなで楽しむこと」が、より日常生活に溶け込んでいるように感じます。

だからフィリピン人スタッフと働いていると、会社のイベントでも驚くことがあります。

仕事中はものすごく静かだったスタッフが、パーティーになった瞬間、突然歌い始める。

そして踊る。

「君、そんなキャラだったの?」

と思うことが何度もありました。笑

以前の記事でも、フィリピン人スタッフと働いていて驚いたことについて書きました。

仕事中と仕事後のテンションの違いなど、フィリピン人と実際に働いているからこそ感じることを紹介しています。

フィリピン人スタッフと働く毎日は、驚きと笑いの連続です

歌とダンスが、本当に生活の一部になっています

フィリピンへ来たことがある方なら、一度は感じると思います。

フィリピン人、歌好き過ぎない?

本当に歌います。

カラオケ。

誕生日。

会社のパーティー。

家族の集まり。

何なら普通に仕事中でも歌っています。笑

そして、歌が上手い人も本当に多いです。

最初は「フィリピン人って生まれつき歌が上手いのかな?」と思っていました。

でも長く住んでいると、単純に歌う機会が圧倒的に多いことも大きいのではないかと思うようになりました。

小さい頃から歌う。

家族の前で歌う。

友達の前でも歌う。

人前で歌うことを恥ずかしがらない。

これだけ日常的に歌っていたら、そりゃ上手くなりますよね。

日本だと「私、歌下手だから。」と言って人前で歌わない人も多いと思います。

フィリピンでは、上手いとか下手とか以前に、とりあえず楽しむという感覚が強いように思います。

これも、フィリピン人の陽気さを作っている一つの要素なのかもしれません。

宗教もフィリピン人の価値観に大きな影響を与えています

もう一つ、日本との大きな違いが宗教です。

フィリピンではキリスト教、特にカトリックが社会や生活の中に深く根付いています。

街中には教会があります。

日曜日には家族で教会へ行く人もいます。

「God bless you」という言葉も、日常の中で普通に使われます。

日本で生活していると、宗教について日常的に考える機会はそれほど多くないかもしれません。

私自身も海外へ出るまでは、宗教が人々の生活や価値観にこれほど大きく関わっていることを意識していませんでした。

家族を大切にする。

人に感謝する。

困った時には助け合う。

こうした価値観には、宗教的な背景も少なからず影響しているのだと思います。

海外で暮らしていると、「なぜこの国ではこういう考え方なんだろう?」と考える機会が増えます。

そして文化を知ろうとすると、その国の歴史や宗教まで知りたくなる。

私は、これも海外で生活する面白さの一つだと思っています。

もちろん、フィリピン人全員が陽気なわけではありません

ここまで「フィリピン人は陽気」という話をしてきましたが、もちろん全員がそうではありません。

当たり前ですよね。

静かな人もいます。

人見知りの人もいます。

真面目であまり喋らない人もいます。

悩みを抱えている人だっています。

日本人全員が真面目なわけではないのと同じです。

「フィリピン人だからこういう性格」と決めつけてしまうのは違うと思います。

この記事でお話ししているのは、あくまで私が10年以上セブ島で暮らし、多くのフィリピン人と一緒に仕事をしてきた中で感じた、文化や社会全体の傾向です。

むしろ海外で生活していると、国籍だけで人を判断することがどんどん減っていきます。

フィリピン人でも色々な人がいる。

日本人にも色々な人がいる。

アメリカ人にも中国人にも韓国人にも色々な人がいる。

当たり前なのですが、実際に外国人と毎日接するようになって、私はそれをより強く感じるようになりました。

日本人は「未来のために頑張る」、フィリピン人は「今日を楽しむ」

少し極端な言い方をすると、日本人とフィリピン人にはこんな違いがあるように感じています。

日本人は未来のために頑張る。

フィリピン人は今日を楽しむ。

日本人は本当に真面目です。

将来のために貯金する。

老後のことを考える。

仕事で迷惑を掛けないようにする。

予定を立てる。

時間を守る。

私は日本人のこういうところを、本当に素晴らしいと思っています。

一方で、少し未来のことを考え過ぎてしまうところもあるのかもしれません。

「もっとお金が貯まったら旅行しよう。」

「仕事が落ち着いたら海外へ行こう。」

「時間ができたら新しいことを始めよう。」

でも、その「いつか」が本当に来るかは分かりません。

フィリピン人を見ていると、もう少しシンプルです。

今日家族がいる。

今日友達がいる。

今日ご飯を食べられる。

だったら今日を楽しもう。

もちろん、これも良いことばかりではありません。

将来に向けて計画を立てたり、貯蓄したりすることも大切です。

だから私は、どちらが正解という話ではないと思っています。

日本人の計画性と、フィリピン人の「今を楽しむ力」。

両方を持てたら一番良いですよね。

海外で暮らしていると、日本とフィリピンのどちらが良い、悪いという話ではなく、「価値観そのものが違うんだ」と気付くことが増えます。

私自身、海外移住をしたことで、お金や仕事、時間、幸せに対する考え方はかなり変わりました。

そのあたりについては、こちらの記事でも詳しく書いています。

海外移住して変わった価値観【日本を離れて初めて気付いたこと】

私はフィリピンへ来て、笑う回数が増えたと思います

10年以上セブ島で生活していますが、私自身も少なからずフィリピンの文化に影響を受けていると思います。

日本にいた頃より、色々なことを気にしなくなりました。

多少予定通りにいかなくても、「まあ、なんとかなるか。」と思えるようになりました。

そして何より、笑う回数が増えた気がします。

フィリピンで会社を経営していると、本当に色々あります。

日本では考えられないようなことも起きます。笑

最初はいちいちイライラしていました。

でも、ずっと怒っていても何も変わりません。

だったら笑って、次どうするか考えた方がいい。

そんな考え方になったのも、フィリピンで生活してきた影響なのかもしれません。

まとめ|フィリピン人から「人生を楽しむ力」を学びました

フィリピン人はなぜ陽気なのか。

私は、理由は一つではないと思っています。

一年中暖かい南国の気候。

スペインやアメリカから受けた歴史的な影響。

家族との強いつながり。

フィエスタやパーティー文化。

歌やダンス。

宗教。

そして、「今を楽しもう」という価値観。

様々なものが重なって、私たち日本人が感じる「フィリピン人の陽気さ」につながっているのではないでしょうか。

私は海外へ出て良かったと思うことがたくさんあります。

英語が話せるようになることも、その一つです。

でも、それ以上に大きかったのは、自分とは全く違う価値観を知ることができたことです。

日本にいるだけでは、日本の「普通」が世界の「普通」だと思ってしまいます。

でも海外へ出ると、全然違います。

働き方も違う。

家族との距離も違う。

お金に対する考え方も違う。

幸せに対する考え方も違う。

だから面白いんです。

日本の良いところは大切にする。

でも、フィリピン人の良いところも取り入れてみる。

私はそれくらいがちょうど良いと思っています。

仕事を頑張る。

将来のことも考える。

でも、今日もちゃんと楽しむ。

人生、ハッピーハッピーでいきましょう。笑

日本に住んでいた頃は当たり前だと思っていたことが、海外では全く当たり前ではありません。

以前、日本を離れたからこそ気付いた日本の素晴らしさについても記事にしています。

日本を離れて初めて気付いた日本のすごさ【海外生活で見えた当たり前の奇跡】

セブ留学の学校選びに迷ったら

セブには数十校以上の語学学校があります。

そのため、人によって合う学校は全く異なります。

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なお、私が運営している語学学校についてはこちらです。

Cebu Business English Academy(CBEA)

セブ島へ実際に来てみると、英語を学ぶだけではなく、日本とは全く違う文化や価値観に触れることができます。

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私のYouTubeでは、セブ島での生活や会社経営、フィリピン人スタッフとの日常、海外で働くことなどについて発信しています。

ブログでは文章だからこそ伝えられることを書いていますが、動画では実際のセブ島の雰囲気や、現地で生活する私のリアルな姿をより感じていただけると思います。

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私はセブ島で10年以上生活し、現地で語学学校をはじめ複数の事業を運営してきました。

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できる限り、現地にいるからこそ分かるリアルな情報をお伝えします。

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